下左図は、モリサワの中ゴを使って組んだものです。この文章の「平成」という文字をコピーし、「三年」の前にペーストしたのが下右図です。ペーストした「平成」という文字が、フォントが置き換わっているのがわかります。
どうやらフレームグリッドにペーストした時は、元の書式は無視され、フレームグリッドの設定が優先されるようです。
[オブジェクト]→[フレームグリッド設定]を選ぶと、下図のように[フレームグリッド設定]が表示されます。フレームグリッドにテキストを配置したり、ペーストした場合は、ここでの設定が適用されるということです。
ちなみに、テキストフレームではこの現象はおこりません。
なお、元の書式属性を保ったまま、ペーストしたい場合は、[編集]→[グリッドフォーマットを適用せずにペースト]を選ぶとよいでしょう(下図)。
また、ドキュメントを開いていない状態で、[フレームグリッド設定]を設定すると、それがアプリケーションのデフォルトの設定になります(下図)。
ドキュメントを作り始める前に、よく使う設定(本文等)を[フレームグリッド設定]に設定しておいた方がよいでしょう。
(修正とお詫び)
上記記述に間違いがあった事に気づきました。
テキストをペーストした時には、[フレームグリッド設定]が適用されると書きましたが、実は[フレームグリッド設定]というのは、3つあります。ドキュメントを開いていない時の(アプリケーションデフォルト)の[フレームグリッド設定]と、ドキュメントを開いている時の(ドキュメントデフォルト)の[フレームグリッド設定]、もう1つは個々のフレームグリッドの[フレームグリッド設定]です。
テキストをペーストした場合は、(ドキュメントデフォルト)の[フレームグリッド設定]ではなく、個々のフレームグリッドの[フレームグリッド設定]が適用されます(下図参照)。
誤った記述をしたことをここにお詫び致します。