InDesign CC 2014.2(10.2.0.69)アップデータで、表作成の機能も向上しました。
InDesignの表はテキストフレーム内に作成するため、これまでのInDesignでは、テキストフレーム内にカーソルがある状態でないと[表]メニューの[表を挿入]コマンドはグレーアウトして使用できませんでした。
しかし、CC 2014.2では、コマンド名が[表を作成]となり、どのツールを選択していても選択可能になっています(下図)。
※テキストフレーム内にカーソルがある場合は、[表を挿入]コマンドとなります
この[表を作成]コマンドを選択すると、[表を作成]ダイアログが表示されます(下図)。
各項目を指定して[OK]ボタンをクリックすると、マウスポインタが下図のような表示になります。
そのままドラッグすれば、ドラッグしたサイズでテキストフレームが作成され、その中に指定した値で表が作成されます(下図)。
この時、最初のセル内にカーソルが点滅した状態で自動的に[文字]ツールに切り替わります。
また[表]メニューには、[前にペースト]と[後にペースト]コマンドも追加されています。
このコマンドは、既に作成した行や列を複製する際に役立ちます。
まず、最初に複製したい行(または列)を選択して、コピーしておきます。
ここでは「InDesign CC」の行をコピーしました(下図)。
次にコピーした行を挿入したい行の前(または後)の行を選択します。
ここでは「After Effect CC」の行を選択しました(下図)。
[表]メニューから[前にペースト]、あるいは[後にペースト]コマンドを選択します(下図)。
すると、選択していた行の前(または後)に、さきほどコピーした行が追加されます(下図)。
なお、option(Windowsはalt)キーを押しながら選択した行をドラッグすることでも、同様の結果を得ることは可能です。