[リンク]パネルには、InDesignドキュメントに配置している画像の情報が表示されます(下図)。
例えば、「A.JPG」であれば「2ページ」に、「C.JPG」であれば「A-マスター」に配置されていることが分かります。しかし、ページ番号やマスターページ以外の記号が表示される場合もあります(下図)。
この図で言えば、「OV」や「PB」です。
「PB」は、ペーストボードに画像が配置されていることをあらわし、「OV」は、オーバーセットテキストの意味で、テキスト中にアンカー付けした画像があふれて非表示になっていることをあらわします。
なお、「OV」と表示された画像を[リンク]パネルで選択して[リンクへ移動]コマンドを実行すると、下図のようなアラートが表示されます。
また、私も最近知ったのですが、「DT」という表示がされるケースもあります(下図)。
これは、テキストの変更のトラックを有効にしているケースで表示されることがあります。まず、目的のテキストフレームに対し、[変更をトラック]パネルで[現在のストーリーで変更のトラックを有効にする]ボタンをクリックして、変更のトラックを有効にします(下図)。
次にストーリーエディター【commmand+Y(WindowsはCtrl+Y)】でアンカー付けした画像を選択して削除します(下図)。
画像をあらわすアイコンがオレンジ色の表示に変わり、この画像(E.JPG)は表示されなくなります。しかし、変更の履歴が保存されるため、[リンク]パネルには「DT」と表示されるわけです。なお、[変更をトラック]パネルには下図のように表示されます。
当然ですが、この画像を[リンク]パネルで選択して[リンクへ移動]コマンドを実行すると、下図のようなアラートが表示されます。
これに対処するためには、ストーリーエディターで目的の画像を選択して右クリックします。表示されるメニューから目的のコマンドを実行して対処します。