[オブジェクト]メニューの[オブジェクトサイズの調整]の機能に、新しく[内容を自動認識に応じて合わせる]というコマンドが追加されました(下図)。
もちろん、このコマンドは[コントロール]パネルにも表示されます(下図)。
[内容を自動認識に応じて合わせる]という機能は、Adobe Senseiのテクノロジーを利用したもので、どのような画像かを自動的に認識し、ユーザーが望む結果を予想して、画像のサイズや位置を合わせてくれる機能です。
例えば、以下の画像を配置したいとします(下図)。
この画像を、さまざまなサイズのグラフィックフレームに配置しました(下図)。
この3枚の画像に[内容を自動認識に応じて合わせる]コマンドを実行します。すると、下図のような結果になりました。
別の画像でもやってみましょう。
このように、画像のどこの部分を表示したいかを予測して配置してくれる機能が[オブジェクトサイズの調整]です。この結果が、良いか悪いかは好みや使用目的によっても意見が分かれると思いますが、当然ながら完璧な結果を望めるわけではありません。補助的な機能として使用するのが良いかもしれません。
なお、JPEG画像を配置した際には、縦と横が入れ替わってしまうケースもありました(下図)。
しかし、この画像をPSD形式で保存し直すと、縦と横が入れ替わることはありません。
(追記 2018.10.18)
なお、環境設定の[一般]にある[「内容を自動認識に応じて合わせる」をデフォルトのフレームサイズ調整オプションにする]をオンにしておくと、「内容を自動認識に応じて合わせる」を適用した状態で画像を配置することもできます(下図赤枠)。