InDesignのホワイトスペースには、かなり色々なものが用意されています。フレーム内にテキスト挿入点を置いた状態で【option(WindowsはCtrl)+クリック】でコンテクストメニューを表示させ、[ホワイトスペース挿入]で適用したいホワイトスペースを選択します(下図参照)。
全角スペース
これは読んで字のごとく全角のスペースです。
EMスペース
1em(欧文のMの横幅)のスペースです。
ENスペース
1/2em(欧文のNの横幅)のスペースです。
フラッシュスペース
テキストを両端揃え以外にした時は、通常の単語スペースと同じですが、両端揃えにした場合、段落の最終行にある最後の単語と、ストーリーの最終文字(装飾フォントなど)との間に、不定量のスペース(その行で利用可能な全スペース)を追加します(ユーザガイドp.183参照)。
極細スペース
ごくわずかなスペースです(ENスペースの1/24)。
分離禁止スペース
欧文テキストで分離禁止させたくない文字と文字との間に挿入するスペースです(欧文入力モードでのスペースキーで入力されるスペース幅と同等)。
細いスペース
極細スペースよりはやや広いスペースです(ENスペースの1/8)。
数字の間隔
1バイトの数字と同じ幅のスペースです。
句読点の間隔
句読点と同じ幅のスペースです。
それぞれのホワイトスペースを挿入したものを下図に示します。一番上の行が何もホワイトスペースを挿入していないもので、次行から、全角スペース、EMスペース、ENスペース、フラッシュスペース、極細スペース、分離禁止スペース、数字の間隔、句読点の間隔の順に並べました。