下図のような見出しを作成する方法を考えてみたいと思います。
見出し番号の背面には五角形の青いオブジェクトがあるため、見出し番号の部分のみを別オブジェクトとして作成する必要があります。ここでは、別オブジェクトとした作成した見出し番号部分を、アンカー付きオブジェクトとしてテキスト中に挿入したいと思いますが、自動的に見出しの番号付けが完了するよう、箇条書きの機能も併せて使用してみましょう。なお、テキストはフレームグリッドに流すものとします。
まず、背景の青いオブジェクトと、その上にプレーンテキストフレームを作成します(下図)。なお、テキストフレーム内にはタブを入力し、[テキストフレーム設定]ダイアログで、[テキストの配置]の[配置]を[中央]に設定しました。また、テキストフレームのサイズ(高さ)はフレームグリッド2行分にぴったり合うようにし、青いオブジェクトとテキストフレームをグループ化しました。
次に、テキストフレーム内のテキストに対し、箇条書きを設定します。まず、テキストフレームを選択し、[段落]パネルのパネルメニューから[箇条書き]を選択します(下図)。
[箇条書き]ダイアログが表示されるので、[リストタイプ]に[自動番号]を指定し、[自動番号]を設定します。ここでは、[自動番号]の右のポップアップメニューから[番号プレースホルダーを挿入]→[現在のレベル]を選択して「^#」とし、さらに[揃え]や[左インデント]を指定しました(下図)。
[OK]ボタンをクリックすると、テキストフレーム内に「1」と表示されます(下図)。
次にグループ化されたこのオブジェクトをコピーし、インラインとして挿入したいテキスト中にカーソルを置きます(下図赤枠部分)。
ペーストを実行すると、オブジェクトがアンカー付きオブジェクトとして挿入されます(下図)。
同様の手順で、見出しの頭にカーソルを置いてペーストを実行していくと、自動的に番号が増えていくのが分かるはずです(下図)。
後から見出しが増えたような場合でも、番号は自動的に更新されるので、手動で番号を変更する必要もありません(下図)。
※この方法は、日経印刷株式会社の戸田様がpage2018で講演された内容を基に作成しています。