InDesignの[書式]メニューには[サンプルテキストの割り付け]というコマンドがあり、実行すると欧文のダミーテキストを入力することができました(詳細は、Study Room InDesign 1.0『No.28 プレースホルダテキストで塗るとは』参照)。このダミーテキストを日本語にするためには、『placeholder.txt』という名前でダミーの日本語テキストを用意し、InDesignアプリケーションと同一階層に置いておくことで、実現できました。
InDesign CS6からは、『placeholder.txt』という名前のダミーテキストを用意しておかなくても、日本語や中国語、韓国語等、いくつかの言語でサンプルテキストを割り付けることが可能となっています。
まず、テキストフレーム内にテキスト挿入点がある状態で、commandキー(Windowsはcontrolキー)を押しながら[書式]メニューから[サンプルテキストの割り付け]を選択します(下図)。
すると[プレースホルダーオプション]ダイアログが表示されるので、[置き換え対象]に目的の言語を選択して[OK]ボタンをクリックします(下図)。
指定した言語でサンプルテキストが割り付けられます(下図)。