PDF/XはISOが認定したフォーマットで、特にPDF/X-1aは印刷用のフォーマットとして推奨されています。先日、PDF/Xのセミナーを受講しましたので、InDesignでPDF/X-1aを作成する方法をご紹介させていただきます。まず、Adobeのサイトから「pdfx_guide.pdf」をダウンロードします(詳細な作成方法は、このPDFをご覧下さい)。
そのファイルをAcrobat 6.0 Professionalで開きます。
[文書]→[添付ファイル]を選択すると、下図のようなダイアログが表示されますので、2つの添付ファイルをそれぞれ[書き出し]ボタンをクリックして、書き出します。
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ebbca79.gif)
書き出されたファイルをDistillerのアプリケーションウィンドウにドラッグします。すると、「PDFX1aJapanColor2001Coated」と「PDFX3JapanColor2001Coated」が登録されます(下図)。
※デフォルトで用意されている「PDFX1a」「PDFX3」との違いは、「出力インテントのプロファイル」が「Japan Color 2001 Coated」に変更されているそうです。
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ebd7820.gif)
次にInDesignで目的のドキュメントを開き、PostScriptファイルを作成します。
プリントダイアログで以下のように設定します。
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ec0f503.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ec36601.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ec5aff0.gif)
※[種類]と[太さ]は任意のものを選択します。
※[ページ情報]のチェックは外して下さい。
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ec90b53.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ecb7c52.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ecdc641.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201004/4bda14ed0cdf1.gif)
あとは、[保存]ボタンをクリックして、PostScriptファイルを書き出します。Distillerで「PDFX1aJapanColor2001Coated」を選択し、さきほど作成したPostScriptファイルをアプリケーションウィンドウにドラッグ&ドロップすれば出来上がりです。
PDFがうまく作成できなかった場合には、エラーログが書き出されますので、その内容をチェックして下さい。