先日のAdobeセミナーで色々な資料をいただいたが、その中でInDesignを導入して制作したある会社の印刷物があった。横組みの2段組みでぶら下がりを使用して組んであったのだが、気になる点があったので検証してみた。まずは下図を見ていただきたい。
赤丸の所である。[行末約物半角]を使用して組まれたそうだが、読点がやけに離れていてみっともない。[文字組みアキ量設定]を変更して修正してみたいと思う。[行末約物半角]の[文字組みアキ量設定]の[後の文字クラス]→[読点類]は以下のようになっている。
欧文の後の読点に最大50%までのアキ量が設定されている。これを0にしてみた(下図参照)。
この[文字組みアキ量設定]を反映させたものが下図である。
ぶら下がりの読点及び文中の読点の不自然なアキが解消された。他にも句点や半角数字の後の句読点でも同様に設定したほうがいいと思われる。
[文字組みアキ量設定]は詳細に設定できるのはいいが、設定項目が多く、設定をいじるのをためらってしまう方も多いと思う(私もそうです)。文字を組んでみておかしな所を発見したら、その都度設定を変更していって自分の好みの設定を作っていければと思っています。