InDesign CS6では、これまでご紹介した新機能以外にも、さまざまな改善点があります。そのいくつかをご紹介していきます。
最近使用したフォント
フォントを選択する際に表示されるフォントメニューですが、最上部に「最近使用したフォント」が表示されるようになりました(下図)。繰り返し使用するフォントを指定する際に、選択しやすくなっています。
なお、[環境設定]の[テキスト]には、[最近使用したフォントをアルファベット順に並べ替え]という項目が追加されており(下図)、チェックを入れると最近使用したフォントをアルファベット順で表示できます(デフォルトではオフになっています)。
複数の演算子の入力
InDesignの各パネルのフィールドに対して、複数の演算子の入力が可能となりました(下図)。これまで電卓で行っていた計算をフィールド上で行うことができます。ただし、全角での入力には対応していません。
PNG書き出し
[ファイル]メニューから[書き出し]を選択した際に表示される[書き出し]ダイアログの[形式]に、新しく「PNG」が追加になりました(下図)。
IDMLの別名保存
下位バージョンで開くことのできる形式「IDML」は、これまで[書き出し]ダイアログからしか書き出すことができませんでした。CS6では[別名保存]ダイアログからも「IDML」形式で保存が可能となっています(下図)。なお、「IDML」形式で保存したものは、InDesign CS4以降で開くことが可能です。