[段落]パネルには、[全角スペースを行末吸収]と[欧文泣き別れ]コマンドが新たに追加されました(下図)。
全角スペースを行末吸収
InDesign CS3までは、行末にきた全角スペースは吸収されず、次行に送られていました(下図)。
そのため、Study Room CS No.34のような方法で回避していた方も多いかと思います。InDesign CS4では[全角スペースを行末吸収]という機能が追加されました。この機能をオンにするだけで行末にきた全角スペースを吸収してくれます(下図)。
ただし、この機能はデフォルト設定ではオフになっています。必ずオンにして使用したいという方は、ドキュメントを何も開かない状態で[全角スペースを行末吸収]をオンにして下さい。
欧文泣き別れ
通常、欧文単語が途中で改行されることはありません(下図)。
※ハイフネーション設定をしている場合には、改行位置にハイフンが挿入されます。
しかし、[欧文泣き別れ]をオンにすることで欧文単語の途中であっても改行されるようになります(下図)。
一般的にこのような処理はするべきではないかと思いますが、URLなどの長い欧文でハイフネーション処理してはまずい場合には使用するケースもあるのかもしれません。デフォルトでは、オフになっています。
(追記 2009.1.15)
なお、[欧文泣き別れ]の機能は、[言語]が「日本語」になっていないと動作しないので注意してください。