CS3では、グラフィックフレームのハンドルをダブルクリックすることで、画像のサイズ調整が可能となりました。まず、下図のような画像を用意しました(この画像は天地左右をトリミングしてあります)。
選択ツールでこの画像を選択し、角のいずれかのハンドル(下図赤丸部分)をダブルクリックします。
すると、グラフィックフレームのサイズが変わり、画像がすべて表示されます。つまり、[オブジェクトサイズ調整]の[フレームを内容に合わせる]コマンドを実行したのと同じ状態になるわけです(下図)。
次に画像の左右いずれかのハンドル(下図赤丸部分)をダブルクリックしてみましょう。
すると、左右方向のみ画像がすべて表示されるようフレームサイズが変更されます(下図)。 ただし、上下方向のフレームの位置は画像自体の原点に移動します(上下方向のフレームサイズは変わりません)。
最後に画像の上下いずれかのハンドル(下図赤丸部分)をダブルクリックしてみます。
すると、上下方向のみ画像がすべて表示されるようフレームサイズが変更されます(下図)。 ただし、左右方向のフレームの位置は画像自体の原点に移動します(左右方向のフレームサイズは変わりません)。
このように、ハンドルをダブルクリックすることで、グラフィックフレームのサイズ調整が可能です。実際の作業で使用できるケースはさほど多くないかもしれませんが、メニューから選択するよりも素早く実行できますので、覚えておくとよいでしょう。