CS2では、テキストのドラッグ&ドロップ編集が可能となりました。環境設定の[テキスト]に[テキストのドラッグ&ドロップ編集]という項目が追加されており、各チェックボックスにチェックを入れることで、レイアウトビューとストーリーエディタのそれぞれにおいてテキストのドラッグ&ドロップが可能となります(下図)。デフォルトではストーリーエディタのみがオンになっています。
例えば下図のようなテキストにおいて、「InDesign」の文字のみを他の場所に移動したいとします。
「InDesign」の文字を選択し、マウスポインタを近づけると右下にTのマークのついたアイコンに変化します(上図)。
マウスをプレスしながら、文字を移動したい個所にマウスを移動します。どこに文字が挿入されるかを表すラインが表示されるので、目的の場所で手を離します(上図)。
でき上がりです。ちゃんと文字を移動できました。なお、option(Windowsはalt)キーを押しながらドラッグすれば、コピーすることもできます。
また、CS2からは編集メニューに[フォーマットなしでペースト]という項目も追加されています。このコマンドは、ペースト時に元の属性を破棄してペーストできる機能で、テキストにはペースト先の属性が適用されます。