環境設定の［欧文スペルチェック］に、新しく［ダイナミックスペルチェックを有効にする］という項目が追加されました（下図）。デフォルトではこの項目はオフになっていますが、オンに設定することで、「ミススペル単語」「反復語」「小文字の単語」「小文字の文」のそれぞれにおいて設定された各カラーで下線を表示し、間違いを教えてくれます。ただし、［言語］には「英語：米国」など、適切なものを選択しておく必要があります。
ミススペル単語：言語辞書にない単語をチェックします。
反復語：「the the」などのように重複した単語をチェックします。
小文字の単語：言語辞書に大文字で登録されている単語（Americanではなくamericanなど）をチェックします。
小文字の文：ピリオド（.）、感嘆符（!）、疑問符（?）の後に続く、小文字で始まる単語をチェックします。
例えば、下図のように表示されます。
下線が表示されたら、文字ツールでその単語をクリックし、さらに右クリック（またはcontrol＋クリック）すると、下図のように修正候補の単語が表示されます。目的の単語を選択すれば、テキストが差し変わります。なお、同じ単語が2つ続いている場合には「反復後［単語］を削除」、単語を大文字にしたい場合には「［単語］を大文字にする」を選択します。
さらに「“単語名”をユーザ辞書に追加」を選択すれば、［欧文辞書］ダイアログを開くことなく、その単語をユーザ辞書に登録することもできます。また、「欧文辞書」を選択して［欧文辞書］ダイアログを開き、単語を目的の「辞書名」「言語」に追加することもできます。なお、「すべて無視」を選択すれば、その単語はスペルチェックの対象外となります。
環境設定の［自動修正］も新しく追加された項目です（下図）。［自動修正を有効にする］をオンにしておくことで、入力と同時に小文字の誤用や一般的な入力ミスを修正できます。
自動修正がされるのは、その言語（上図の場合「英語：米国」）にあらかじめ登録されたミススペル単語のみです。よくミススペルする単語が、その言語に登録されていない場合には、「追加」ボタンをクリックして「ミススペル」と「正しいスペル」を入力することで自動修正することができます（下図）。
なお、［キャピタリゼーションエラーの自動修正］をオンにしておくと、小文字の誤用を修正することもできます（「Germany」ではなく「germany」と入力するなど）。
