不思議な現象が起こりましたので、ご紹介させていただきます。まず、「グリッドフォーマットA」(下図左)と「グリッドフォーマットB」(下図右)を適用した2つのフレームグリッドを作成します。
次に[フレームの種類]を「フレームグリッド」から「テキストフレーム」に変換します(下図)。
[グリッド揃え]を「なし」にして、フォントやサイズ、カラーを変更し、それぞれ段落スタイルA(下図左)とB(下図右)として登録します。
この状態で、option(Windowsはalt)+shift+クリックで[段落スタイルなし]をクリックします。すると下図のような状態になります。
つまり、「フレームグリッド」から「テキストフレーム」に変換した時の状態に戻るわけです。option(Windowsはalt)+shift+クリックで[段落スタイルなし]をクリックしたわけですから、本来2つのプレーンテキストフレームは同じ状態になるはずなのですが、そうはなりませんでした。
面白いのは、これらのプレーンテキストフレームをコピーし、他のドキュメントにペーストすると、最初に適用してあったグリッドフォーマットもペーストされるということです。どうやらフレームグリッドから変換したプレーンテキストフレームは、純粋なプレーンテキストフレームとは異なるようです。
(追記 2004.9.12)
新規でプレーンテキストフレームを作成する場合には、ストーリーパレットの[フレームの種類]が挙動に影響を与えるようです(下図)。
まず[フレームの種類]が「フレームグリッド」の状態(下図左)と「テキストフレーム」の状態(下図右)から、それぞれ新規でプレーンテキストフレームを作成します。
ちなみに、グリッドツールをダブルクリックした時に表示される「フレームグリッド設定(ドキュメントデフォルト)」は下図のようになっています。
この状態で、2つのプレーンテキストフレームに同じ段落スタイルを適用します(下図)。
次にoption(Windowsはalt)+shift+ククリックで[段落スタイルなし]をクリックすると下図のようになります。
キャプチャを見ただけでは、わかりずらいと思いますが、
- [フレームの種類]が「フレームグリッド」の状態から作成したプレーンテキストフレームの場合、「フレームグリッド設定(ドキュメントデフォルト)」が適用され、
- [フレームの種類]が「テキストフレーム」の状態から作成したプレーンテキストフレームの場合、小塚明朝Std Rの13Qになりました。
なぜ小塚明朝Std Rの13Qになるのか(どこの設定が影響しているのか)、よくわかりませんが、プレーンテキストフレームを新規で作成する場合でも、[フレームの種類]で何を選んでいたかで、その性質は変わるようです。
※この件に関して、おやじさんから色々と教えていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。