InDesign CSでは、プロセスと特色、特色と特色の掛け合わせが可能になりました。
作成方法は、まずスウォッチパレットのパレットメニューから[新規カラースウォッチ]を選択します。次に[カラーモード]に目的のもの(ここではDIC COLOR)を選択し、使用したい特色を選択します。続いて[OK]をクリックすると、スウォッチパレットにそのカラーが登録されます(なお、複数の特色を1度に登録したい場合は、[追加]ボタンをクリックしていきます。2.0のように再度、ダイアログを開く必要はありません)。
下図は、「DIC 566p*」と「DIC 581p*」を登録した状態です。
次にパレットメニューから[新規混合インキスウォッチ]を選択し、ダイアログでそれぞれの特色の「%」を設定します(下図)。
すると、[スウォッチ]パレットにその特色の掛け合わせのカラーが登録されます(下図)。
これでOKですが、特色の掛け合わせを1度に複数個作成したい場合は、パレットメニューから[新規混合インキグループ]を選択します。表示されるダイアログで、目的の特色(カラー)を2つ選び、それぞれ[初期][繰り返し][増分値]を設定します。下図は「0%」から「20%」きざみで、「5回」の繰り返しを設定したものです。
この場合、6×6で、計36個の特色の掛け合わせを作成することができます(下図)。
なお、制作途中で特色が変更になった場合には、スウォッチパレットの混合インキグループ名(上図では「グループ1」)をダブルクリックすると、下図のようなダイアログが表示されます。ここで目的の特色に変更してあげれば、再度混合インキグループを作成しなくても、自動的に新しい特色の混合インキに更新されます。また、[混合インキスウォッチをプロセスカラーに変換]にチェックを入れれば、特色をプロセスカラーに変更することも可能です。
(追記 2004.1.9)
サンプルとして2色用のファイルを用意しました(下図)。「グループ1」というスウォッチをダブルクリックしてカラーを変更すれば、チャートのカラーが置き換わります。これをプリントして、特色の掛け合わせの参考にして下さい。以下からダウンロードできます。
https://study-room.info/id/file/color_chart.indd.zip