モバイルアプリであるAdobe Captureの機能がInDesignからも使用可能になりました。選択した画像から[カラーテーマ][シェイプ][文字]のそれぞれを抽出することができます。
まず、目的の画像を選択したら[オブジェクト]メニューの[画像から抽出]の中から目的のコマンドを選択します(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/8b82bcf02f39a9b9f7e24123dd107870.png)
[画像から抽出]ダイアログが表示されるので、目的に応じて[カラーテーマ][シェイプ][文字]のいずれかを抽出します。
まずは[カラーテーマ]を抽出してみましょう。[カラーテーマ]タブを選択すると、画像内の任意のカラーを5つ抽出してカラーテーマとして保存できます。抽出されたそれぞれのカラーは、クリックして選択後にドラッグすることで目的のカラーが抽出されるよう設定することもできます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/e2bb3c9a6216ffc3977e347739854667.png)
また、[カラームード]を指定すれば、抽出されたカラーの色味を変更することもできます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/f60509b22450c9e8df025ec0128cd52a.png)
目的のカラーテーマが作成できたら[ccライブラリに保存]をクリックすると、選択していた[CCライブラリ]に保存されます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/4c9dccc56c53395d1757cd89c64f5681.png)
次に、[シェイプ]を実行してみましょう。[シェイプ]では、スライダをドラッグして[ディテール]を調整できます。また、[反転]や[保存時にスムージング]も選択できます(下図)。なお、画像の左上に表示された消しゴムアイコンを選択してドラッグすれば、不必要な部分を消去することもできます。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/253d8aa3ae733d5c07e56de15e5f5bbc.png)
[ccライブラリに保存]をクリックすると、選択していた[CCライブラリ]にシェイプが保存されます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/01254ea6fa080482cea0521f28c9c9ec.png)
最後に別の画像で[文字]を試してみましょう。画像を選択して、[オブジェクト]メニューから[画像の抽出]→[文字]を実行します。すると、[画像から抽出]ダイアログが表示されるので、認識させたい文字のエリアをドラッグして指定し、[類似フォントを検索]をクリックします(下図)。ちなみに、認識できるのは欧文フォントのみで、和文フォントは認識できません。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/7c544908dd615c059e5b89563d578316.png)
すると、似たフォントがいくつかリストアップされるので、使用したいフォントを選択して[ccライブラリに保存]をクリックします。この時、[文字スタイル]として保存するのか、[段落スタイル]として保存するのかを指定できます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/1ce4a67a26b574f68a38dab2794fcf24.png)
なお、上図で選択したフォントの右上にある[編集]ボタンをクリックすれば、[フォントサイズ]や[フォントスタイル][行送り][字送り]等も設定可能です(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/c8a4623fdacffb5b379d5d7ecb6e6a78.png)
選択していた[CCライブラリ]に、[文字スタイル]または[段落スタイル]として保存されます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202110/de2e73d1b2d817b44b0e4de9d90e1f04.png)