2015.2リリース(11.2.0.99ビルド)のアップデートにより、選択された文字の異体字を表示する機能が追加されました。
この機能は、文字ツールでテキストを選択している際に、そのテキストに異体字があると、テキストの下が青くハイライトされ、異体字を右下に表示してくれるというものです(下図)。
異体字は最大で5つまで表示され、その中から目的の字形を選択すればテキストは置換されますが、異体字が5つ以上あり、表示された候補に該当する字形がない場合には、一番右に表示されている▲マークをクリックします(上図赤丸部分)。
すると、[字形]パネルが表示され、他の異体字を選択することが可能となります(下図)。
いちいち[字形]パネルを表示させる必要がないので、けっこう便利に使用することができますが、この動作が煩わしい方は[環境設定]の[高度なテキスト]を表示させます(下図)。
[文字の前後関係に依存するコントロール]の各項目をオフにすることで、選択した文字の異体字が表示されなくなります。デフォルトではオンになっています。
なお、[分数で表示]がオンになっていると(デフォルトではオン)、下図のように分数に置換することができます。