バージョンCS6の時に、[環境設定]の[組版]カテゴリーに[縦組み中で引用符を回転]という項目が追加されました(下図)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481619b76e0d.gif)
この項目はデフォルト設定でオンになっており、縦組みでシングルクォーテーションマークやダブルクォーテーションマークを使用しても、下図のように正しい向きで組版されるように改善されました。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481619ba650e.gif)
ちなみに、[縦組み中で引用符を回転]をオフにすると、シングルクォーテーションマークやダブルクォーテーションマークは下図のように組版されます(CS5.5までの動作と同じです)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481619bae84d.gif)
しかし、CS6では[縦組み中で引用符を回転]の設定がオンの場合に、引用符に対して「等幅全角字形」を指定しても、シングルミュートやダブルミュートにはなりませんでした(下図)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481627246ee9.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201412/548162725d647.gif)
![](https://study-room.info/archives/001/201412/548162725da27.gif)
InDesign CCからは、[組版]カテゴリーの[縦組み中で引用符を回転]という項目が[縦組み用の引用符を使用]に名称変更されました(下図)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481627265727.gif)
InDesign CCで、シングルクォーテーションマークを選択して「等幅全角字形」を適用してみましょう(下図)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481627280531.gif)
すると、シングルミュートに置換されます(下図)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/5481627294133.gif)
このようにCCでは「等幅全角字形」を適用することで、シングルクォーテーションマークやダブルクォーテーションマークがシングルミュートやダブルミュートに置換され、より使いやすく改善されています。(下図)。
![](https://study-room.info/archives/001/201412/548162729ba6c.gif)
実際の作業では、文字スタイルに登録して運用するとよいでしょう。