InDesign MLで配置するテキスト中に「^k」や「^Z」などの特殊文字があると、エラーが出て配置できないという話がありました。『DTPの壺』のKOUJIさんから、FileMakerやExcellのデータで、フィールドの中でテキストが改行されているときなどに、タブ区切りで書き出したテキストはエラーがおきると教わったので試してみました。
上図はExcellで作った簡単なデータですが、同一フィールド内で改行をしたものです(赤枠内)。これをタブ区切りのテキストに書き出したものをInDesignに配置すると下図のようなアラートが出て、テキストを配置できません。
試しにこのテキストファイルをテキストエディタ(YooEdit)で開いたものが下図です。「^k」が挿入されているのがわかります。
これをエラーを出さずに配置するには、テキストエディタ等で編集したものを配置するか、またはUnicodeで保存し直したものを配置する事で回避できます。ちなみに下図はUnicodeで保存し直したものを配置したものです。問題なく配置する事ができました。
なお、InDesignの[検索/置換]のポップアップメニューには下図のようなものがあり、ワイルドカード表現が使用できます。
これらの特殊文字を下図に表にしましたので参考にして下さい。
メタキャラクタ
それ自体は文字列としての意味は持たず、ある任意の文字を示すための記号。正規表現などで使用される。
正規表現
検索や置換などを行う際に、特殊な記号(メタキャラクタ)を使って任意の文字列を表現する手法。
ワイルドカード
トランプのジョーカーのように、あらゆる文字の代わりになる記号で「?」「*」などがある。データベースソフトで似たような文字列を検索するときに使う。