[段落]パレットのメニューの中に[ジャスティフィケーション]という項目があります。今回はこの項目について調べてみたいと思います。
上図はデフォルトの設定です。それぞれの項目について見てみましょう。
単語間隔:スペースバーを押して作成する単語間のスペースバンドを設定します。
文字間隔:文字間の間隔を設定します。カーニングや字送りの値も含まれています。
グリフ幅拡大/縮小:入力したテキストの文字幅を変更する処理を設定します。
また、ユーザガイドによると[最小]と[最大]の値は、文字を均等配置した場合のみに適用されるそうで、他の段落揃えでは最適が使用されるそうです(詳細はユーザガイドP.182参照)。
上図はデフォルトの[ジャスティフィケーション]を使用して組んだものです。これを下図のように[単語間隔][自動行送り]を変更してみました。
その結果が下図です。行送りはもちろんですが、単語が改行される場所も変わっているいるのがわかります。
[ジャスティフィケーション]は段落ごとで変更できますので、欧文などの詰まりぐあいをちょっと修正したい時などに使用すると便利かもしれません。
またユーザガイドを読んでみると[ジャスティフィケーション]は欧文で使用するための機能のように書いてありますが、和文には影響を及ぼさないのでしょうか。デフォルトと下図の設定で試してみました。
下図の上がデフォルトで組んだもので、下が[文字間隔]を広げたものです。
和文でも[文字間隔]は広がっています。和欧混植の場合は注意して下さいね。