InDesignでは、テキストを配置すると画像と同じようにリンクされます。ドキュメント上に「文字1.txt」と「文字2.txt」というテキストファイルを配置し、[リンク]パレットを見てみましょう(下図)。
それでは、「文字1.txt」をエディター上で修正し、「文字2.txt」を別の場所に移動するとどうなるでしょう。下図をご覧下さい。
「文字1.txt」には「!」マークが、
「文字2.txt」には「?」マークがついています。
「!」マークは元のデータが変更されている事を示し、「?」マークは元のデータが移動している事を示しています。
そういった時には、[再リンク]や[リンクの更新]をすればいいのですが、[リンクの更新]をする場合には、注意が必要です。配置したテキストにInDesign上で変更がされていた場合、次のようなアラートが出るのです。
[はい]をクリックしてしまうと、InDesign上で行った修正や変更などが失われてしまうのです。
特に、何人かのグループで仕事をしている場合など、他の人が修正したものを誤って、変更してしまう可能性もありますし、設定したスタイルなども失われるので、テキストを配置したらすぐに[埋め込み]をする癖をつけた方がよいのではないでしょうか。
[埋め込み]を選択すると上図のようなアラートがでますが、ドキュメントのサイズは増えないようですので、そのまま[はい]を押せば埋め込まれます。