[変形]パレットには[境界線の線幅を含む]という項目があります(下図)。
読んで字のごとく、[変形]パレットに表示される数値に線の幅を含むか、含まないかという項目です。
初め私はこの項目の事を知りませんでした実際の作業で四角形を描き、[変形]パレットで数値入力をして、線幅を変更しました。この時はもう[変形]パレットを見ていません。しばらく作業を続け、再びその四角形を選択すると、さっき指定した数値と違っているではありませんか。初めはどうしてこのようになるか解らず、この現象を解決するのにしばらく悩みました。
以下に[境界線の線幅を含む]をオンにした時と、オフの時の[変形]パレットの数値がどのように変化するかを試してみました。線幅は2mmにしてあります。
Aが[境界線の線幅を含む]がオンで、Bが[境界線の線幅を含む]がオフです。
AとBは同じ大きさの四角形ですが、Aは境界線ボックスの数値が[変形]パレットに表示され、Bは線の中心のパスの大きさが[変形]パレットに表示されます。
[境界線の線幅を含む]がオンなのかオフなのかによって、「X」「Y」「W」「H」の値が変わってきますので、ご注意下さい。