[線]パレットには[パスのサイズを保持]という項目があります(下図)。デフォルトではオフになっていますが、これはどういった働きをするのでしょうか。
まず四角形ツールで線幅2ミリの四角形を描きました。これを[選択ツール]と[ダイレクト選択ツール]で選択してみました(下図)。左が[選択ツール]で選択したもので、右が[ダイレクト選択ツール]で選択したものです。
[選択ツール]で選択した時、境界線ボックスは、線の外側に表示され、[ダイレクト選択ツール]で選択したときパスは、線の中心に表示されます。
この四角形の線幅を[パスのサイズを保持]をオンとオフで5mmに変更した時、どう変化するか見てみましょう。
Aがオフ(デフォルト)、Bがオンで試したものです。
オフの時は、境界線ボックスの大きさは変わらず、線は内側に太り、
オンの時は、パスを中心にして両側に線が太ることがわかります。
(以下、ユーザガイドp.214からの引用です)
「パスのサイズを保持」オプションは、線幅自体をどのように変更するかを指定するのではありません。線幅は常にパスの内側、外側で同じように変更されます。ダイレクト選択ツールを使用してパスを選択しておけば、どのように線幅が変更されるかを確認できます。