CS2では、配置したPhotoshop画像の持つレイヤーやレイヤーカンプ、PDFのレイヤーを切り替えて使用することが可能となりました。
上図は、InDesignに配置した複数のレイヤーカンプを持つPhotoshop画像です。この画像を選択し、オブジェクトメニューから[オブジェクトレイヤーオプション]を選択し、[レイヤーカンプ]を切り替えたものが下図です。
さらに別の[レイヤーカンプ]に切り替えてみましょう。
異なる画像に切り替わるのがわかります。また、[レイヤーカンプ]を切り替えるのではなく、[レイヤーを表示]の各レイヤーの表示/非表示を切り替えることでも、異なるデザインを表示することが可能です。このように1つの画像のみで、異なるデザインバリエーションを試す機能が搭載されています。なお、レイヤーの切り替えは、Photoshop画像だけでなく、(レイヤーを持つ)PDF画像でも同様に可能です。
さらにCS2では、複数ページを持つPDFの複数ページの配置もサポートされました。CSでは、複数ページを持つPDFの任意の1ページしか配置することができませんでしたが、CS2では、読み込むページ範囲を指定して配置することが可能です。
[ページ]欄で配置するページ範囲を指定します。内容を確認したい場合には、[プレピュー]欄で確認することも可能です。[OK]をクリックしたら、ドキュメント上をクリックしていくことで、指定したページ範囲を連続して配置できます。なお、Adobe Bridgeやデスクトップ上からドラッグ&ドロップで配置した場合には、ページ範囲を指定しての配置はできません。ファイルメニューから[配置]を実行し、[読み込みオプションを表示]にチェックを入れて配置をして下さい。