InDesign 2.0の1歯詰めは[字送り]をマイナスにすることで実現していたため、1バイトの欧文や半角数字も詰まってしまい、プラグイン等で1バイト部分のみ、[字送り]を解除してやる必要がありました(Study Room 2.0J No.11参照)。しかしCSでは、フレームグリッドのプログラムも大幅に書き直されており、1バイトの欧文や半角数字には1歯詰めがなされなくなりました。もちろん、[字送り]をマイナスにすることなく、1歯詰めが実現可能になっています。
上図のシアンの文字が2.0、マゼンタがCSです。1バイトの欧文や半角数字は、1歯詰めがされていないのがわかります。CSでの1歯詰めの仕様は、
全角文字は1歯、括弧類などの半角ベースの文字は0.5歯詰めになります(文字の前後で詰められるため、全角文字では前後それぞれ0.5歯詰められます)。
また、アキ量も全角ベースで1歯、二分アキは0.5歯、四分アキは0.25歯詰められます。
さらにありがたいのは、三点リーダー等が2つ続いた場合にも1歯詰めされないということです(上図参照)。十分に実用にたえうる改善になっています。