InDesign 2022までは、インデントを適用したテキストに回り込みを適用すると、インデントが思うように反映されませんでした(下図)。
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![](https://study-room.info/archives/004/202210/94112a0161a116f25a41090eebfe8d8d.gif)
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Illustrator 2023では、環境設定の[組版]に[テキストの回り込みに加え、テキストインデントを維持]という項目が追加されました(下図)。
![](https://study-room.info/archives/004/202210/37f8d4c7cd8b6efa63d14a2d2bf259ec.png)
[テキストの回り込みに加え、テキストインデントを維持]は、デフォルトではオンになっており、テキストのインデントが反映されるように改善されています。
![](https://study-room.info/archives/004/202210/6e20a3b240b32cce01349c6f0cc675c7.png)
ただし、InDesign 2022までのドキュメントをInDesign 2023で開いても、過去のドキュメントの状態を保持するため、インデントは反映されません(ドキュメントの見た目は変わりません)。これは、環境設定の[組版]にある[テキストの回り込みに加え、テキストインデントを維持]がオフでドキュメントが表示されるためです。オンにすることで、インデントを反映させることが可能です。