テキストの[配置]ダイアログについては、Study Room 2.0J No.22で述べましたが、2.0で[配置]ダイアログのそれぞれの項目の挙動も若干変更されているようです。
それぞれの項目について見ていきたいと思います。
読み込みオプションを表示
ここにチェックを入れることで、読み込むファイル形式用のオプションダイアログが表示されます。
フォーマットの保持
ここにチェックを入れた場合、Wordやリッチテキストなど、属性を持ったテキストを、元のフォーマットを活かして配置することができます。チェックを外した場合には、元のフォーマットは無視されます。ただし、「文字グリッドの適用」にもチェックを入れた状態でフレームグリッドにテキストを配置すると、そのフレームグリッドの設定で配置されます。
文字グリッドの適用
ここにチェックを入れると、テキストを配置するフレームグリッドの設定でテキストが配置されます。ただしプレーンテキストフレームに配置する場合には、フレームグリッドの設定は適用されません。
なお、[配置]コマンド実行後にフレームを作成する場合には、フレームグリッドとして配置されます。この場合、縦組みか横組みかは[ストーリー]パレットの設定に依存します。チェックを入れない場合は、プレーンテキストフレームとして配置されます。
引用符の変換
チェックを入れると、まっすぐな引用符(" ")とアポストロフィ(')が活字タイプの引用符(“ ”)とアポストロフィ(‘ ’)に変換される。ただし、引用符もアプストロフィも行頭とスペースの後にあるものは「“」に変換され、その他の時は「”」に変換されます。意図しない形で変換されないためにも、チェックははずしておいたほうがいいでしょう。なお[言語]が[日本語]になっている状態で作成したフレームに配置する場合、または、テキスト配置アイコンから[言語]が[日本語]になっている状態で配置した場合は、変換されないので注意しましょう(1.0の時は[言語]が[日本語]でも変換されました)。
選択アイテムの置換
ここのチェックを外すと、フレームを選択した状態で[配置]を行っても、そのままフレームには配置されず、マウスポインタがテキスト配置アイコンに変化します。つまりフレームを選択しないで「配置」を行った時と同じ状態になります。通常はチェックを入れておいた方がいいでしょう。