[オブジェクト]メニューに新しく[効果]という項目が追加されました(下図参照)。
これまで独立していた[透明]や[ドロップシャドウ]、[境界線をぼかす]といった機能は、すべてこの[効果]メニューにまとめられ、さらに「光彩」や「ベベルとエンボス」など、Photoshopでおなじみの効果が追加されました。
使用する際には、目的のオブジェクトを選択した状態から、[効果]メニューの任意の項目を選択します。 すると下図のような[効果]ダイアログが表示されます。
このダイアログを見ると分かりますが、「オブジェクト」だけでなく、「線」「塗り」「テキスト」に対して、それぞれ個別に効果が適用できます。個別に適用できることで実際の作業時の自由度は増し、非常に使いやすいツールとなっています。
試しに上図のサンプルに対して[効果]を適用してみます。
下図は「線」に「ベベルとエンボス」、「塗り」に「グラデーションぼかし」、「テキスト」に「ドロップシャドウ」を適用したものです。
なお、これら適用した[効果]は[効果]パレットで管理すると良いでしょう(これまでの[透明]パレットはなくなり、[効果]パレットに統一されました)。「fx」というアイコンが表示されている場合、その項目に対して何らかの効果が適用されていることを表します。[効果]の適用や編集、削除は、このパレットからも実行でき、各項目をダブルクリックすることで[効果]ダイアログの表示が可能です(下図参照)。
なお、複数の効果を適用する際には、 [オブジェクト]→[効果]メニューから [包括光源]を選択すると便利です。光源を設定できる複数の項目において、光源に同じ設定を使用することも可能です。