奇数ページ分を挿入または削除すると、ページの左右は入れ替わります。この時、ノドと小口のサイズが同じならば問題はないのですが、異なるサイズの場合、2.0ではオブジェクト位置の修正が必要でした。しかしCSでは、新しいページのマージンに合わせて、自動的にオブジェクト位置を調整してくれるようになりました。
まず、ノド5mm、小口20mmのドキュメントに下図のようにオブジェクトを作成しました。
この状態から右ページを削除すると、下図のようになります。マゼンタとイエローのオブジェクトが左に移動しているのがわかります。
つまり、マゼンタとイエローのオブジェクトは新しいページのマージンに合うように左に(20−5)で15mm移動するわけです。ただし、裁ち落とし領域にかかるオブジェクト(シアン)は移動されません。この場合ですと、マゼンタとシアンのオブジェクトのみを調整すればよいことになります。
つまり、マージン内のオブジェクトは位置を調整する必要がないので、マージン外のオブジェクトのみ位置の調整をすればよいことになります。