2024年度版のInDesignで登載された[スプレッドを隠す]機能が、2025年度版で強化されました。これは特定のスプレッド(見開き)を非表示にする機能で、例えば、下図のようにノンブルを設定した7ページあるドキュメントがあったとします。
この「2-3」ページを非表示にしたいと思います。「2-3」ページを選択し、[ページ]パネルのパネルメニューから[スプレッドを隠す]を選択します(下図)。
すると、「2-3」ページが非表示になり、それに合わせてノンブルも振り直されます(元の「2-3」ページのノンブルはスキップされます)。また、[ページ]パネルの「2-3」ページアイコンには、非表示をあらわすアイコンが表示されます(下図)。
では、[ページ]パネルで非表示アイコンが付いた「2-3」ページをダブルクリックしてみましょう。すると、下図のようなメッセージが表示されます。
まずは、[スプレッドを表示]をクリックしてみましょう。すると、元の「2-3」ページの非表示が解除され、非表示をあらわすアイコンも消えます。また、ノンブルも元通りに変更されます(下図)。なお、[ページ]パネルのパネルメニューから[スプレッドを表示]を選択しても同様の結果になります。
手順を1つ前に戻り、[非表示のスプレッドを表示]をクリックしてみましょう。すると、ノンブルが適用されていない元の「2-3」ページも表示されるようになります(下図)。とはいえ、PDF書き出しをしても元の「2-3」ページはスキップされます。
ちなみに、[ページ]パネルの下にある[非表示のスプレッドを表示・非表示]のアイコンをクリックすることでも、非表示にしたスプレッドの表示/非表示を切り替えられます(下図)。