2017年6月22日に、iOS用のバージョン2.6.2のアップデートが配布されました。このアップデートでは、[シェイプ]の機能に[自動クリーンアップ]ボタンが追加されました。
このボタンを使用することで、高コントラストの画像からシェイプを作成する際に、不要な細かい線を自動で取り除くことができるそうです。まず、カメラモードで目的のモノを表示します(下図)。
ちょうど良い位置やサイズになったら、画面上をタップして静止させ、[自動クリーンアップ]ボタン(下図赤丸部分)をタップすると、画像をキレイな状態にクリーンアップしてくれます。
また、カメラモードで撮影中に、ズームしてシェイプの細部を確認することもできます(下図)。
他にも、64ビットデバイス(iPhone 5S以降、およびiPad Air以降のデバイス) の場合、ベクター画像がより精細に描画され、高画質でなめらかなシェイプを表示、操作することができるようになったそうです。
さらに、iOS 10の高色域サポートにより、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPad Proでのカラーの色再現力がアップしており、テーマからより多くの色を選択、使用することができるそうです。
なお、Capture CCはAppleの最新テクノロジーであるMetal API(3DコンピューターグラフィックスAPI)を活用しているため、iPhoneとiPadの32ビットモデル (iPhone 5S以前とiPad mini 1以前)では、2017年夏まででアップデートの提供が終了するそうです。それ以降も、これらのデバイスでCapture CCを使用できますが、アップデートは64ビットモデルのデバイスに対してのみ配信されるそうです。