InDesign CS

No.59 オーバーライド

  • 2005-03-22 (火)

InDesignでは、マスターページ上に作成したオブジェクトをドキュメントページ上で選択することはできません。しかし、選択ツール(またはダイレクト選択ツール)でcommand+shift+クリックすることで選択可能な状態となり、編集が可能となります。この状態を「オーバーライド」と呼びます。

オーバーライドの状態では、マスターページとの連携が完全に切れているわけではありません。そのため、オーバーライドを削除すれば、元の状態(選択できない状態)に戻すことも可能です。



ページパレットのパレットメニューには、オーバーライドを実行するコマンドや、削除するコマンドが用意されています(上図)。

●すべてのページアイテムをオーバーライド

実行すると、ページパレットで選択しているページ全てのマスターオブジェクトがオーバーライドされます。

●すべてのローカルオーバーライドを削除

実行すると、オーバーライドしたオブジォクトに加えた編集が破棄され、元のマスターオブジェクトの状態に戻ります。このコマンドはスプレッド単位で実行できます。

●すべてのオブジェクトをマスターから分離

実行すると、オーバーライドされたオブジェクトは完全にマスターオブジェクトとの連携が切れ、ページオブジェクトになります。そのため、再度「すべてのローカルオーバーライドを削除」を実行すると、新たにマスターオブジェクトが追加されます。

なお、オーバーライドしたオブジェクトを選択した状態では、パレットメニューは下図のように表示され、選択したオブジェクトに対してのみ、ローカルオーバーライドを削除したり、分離したりすることができます。