親ページ(マスターページ)上に作成したアイテムは、ドキュメントページ上では選択することができません。これは、誤って編集しないようにするためのInDesignの基本的動作ですが、【command+shift+クリック(WindowsではCtrl+Shift+クリック)】することで、マスターアイテムをオーバーライドして編集可能にすることができます。
しかし、InDesignにはマスターアイテムをオーバーライドできないようにするコマンドが用意されています。親ページ(マスターページ)上でオーバーライドさせたくないオブジェクトを選択し、[ページ]パネルのパネルメニューから[親ページ]→[選択範囲の親ページのオーバーライドを許可]を選択してオフにします(デフォルトではオンになっています)。
これで、マスターアイテムのオーバーライドが不可になり、マスターアイテムを編集できなくすることができます。ただし、このドキュメントを他の人に渡す場合、オーバーライドできず戸惑うケースもあると思いますのでご注意ください。
※なお、この記事はcreative PROの記事を参考にしています。
https://creativepro.com/