InDesignの[整列]パレットはIllustratorとほとんど同じなので操作もわかりやすいと思いますが、Illustrator 8.01まではなかった便利な機能がありますので、簡単にご紹介します。
上図の赤丸の部分の[スペースを適用]という項目がIllustrator 8.01まではなかった機能です。
この[スペースを適用]という項目は2つありますが(オブジェクトの配列)と(分配間隔)の[スペースを適用]がどう違うか見てみましょう。まず下図をご覧下さい。
大きさの異なる3つの四角形があります。これに(オブジェクトの配列)と(分配間隔)の[スペースを適用]をそれぞれ適用してみます。
オブジェクトの配列
[スペースを適用]を25mmで[水平方向の左配列]を適用したものです(下図)。
分配間隔
[スペースを適用]を5mmで[水平方向の配列間隔]を適用したものです(下図)。
上の例でわかるように、『オブジェクトの配列』と『分配間隔』の[スペースを適用]は、オフジェクトからオブジェクトまでの間隔で整列するのか、オブジェクトとオブジェクトの間隔で整列するのかの違いです。どちらも大変便利な機能ですので、状況によって使いわけると効率的に作業ができます。
(補足)
それぞれのボタンがどのように整列するかの詳しい説明はユーザガイドP.264~266をご覧下さい。