CS2では、WordファイルやRTFファイルを読み込む際に、どのように読み込むかのオプション項目も増えています。テキスト配置時に［読み込みオプションを表示］にチェックを入れ、Word（RTF）ファイルを読み込むと［Microsoft Word読み込みオプション］ダイアログが表示されます（下図）。
CS2では、［フォーマット］欄に「テキストと表のスタイルおよびフォーマットを保持」という項目が追加されました。
※「テキストと表からスタイルおよびフォーマットを削除」はCSにもある項目で、読み込む際にWordのスタイルやフォーマットを削除して読み込みます。
以下、「テキストと表のスタイルおよびフォーマットを保持」を選択した際の各項目について記述いたします。
「自動改ページ」は、以下の項目の中から選択します（下図）。さらに、目的に応じて「インライングラフィックを読み込み」「未使用のスタイルを読み込み」の各チェックボックスも選択します。
［スタイルを自動的に読み込む］にチェックを入れた場合には、段落スタイル・文字スタイルのそれぞれにおいて、WordとInDesignで競合するスタイル名がある場合の処理方法を選択します（下図）。InDesignのスタイルを使用したい場合には「InDesignスタイルの定義を使用」、Wordのスタイルを使用したい場合には「InDesignスタイルを再定義」、Wordのスタイル名を変更して読み込みたい場合は「自動名称変更」を選択します。なお、「InDesignスタイルを再定義」を選択した場合には、InDesignのスタイルが適用されている既存のテキストも変更されるので注意して下さい。
［スタイル読み込みをカスタマイズ］にチェックを入れると、「スタイルマッピング」ボタンがクリック可能になリます。
「スタイルマッピング」ボタンをクリックすると［スタイルマッピング］ダイアログが表示され（上図）、Wordの持つ各スタイルをInDesignの持つスタイルとマッピングすることができます。なお、競合するスタイル名がある場合に［自動名称変更の競合］ボタンをクリックすると、競合する「InDesignスタイル」が［自動名称変更］と表示され、Wordのスタイルを名前を変更して読み込みます（下図）。
※読み込みの設定は［プリセットを保存］ボタンをクリックして保存しておくことができます。再利用する場合には、保存しておくとよいでしょう。
