Adobe Stockは、Adobeが始めたフォトサービスで、数千万点もあるロイヤリティフリー素材を購入することができるサービスです。Creative Cloudと連動して使用することができるのが大きなメリットで、スムーズなワークフローを実現できます。
では、実際にAdobe Stockの画像を使用してみましょう。
まず、[Creative Cloudデスクトップ]アプリから[Stock]を選択します(下図)。
検索フィールドに探したい画像の検索ワードを入力します。
ここでは「城 and 日本」と入力しました(下図)。
なお、and, or, not 等のプール演算子を使用することができます。
ブラウザが立ち上がり、検索ワードが反映された状態でAdobe Stockのサイトが表示されます(下図)。
なお、[Creative Cloudデスクトップ]アプリからではなく、各アプリケーションの[ファイル]メニューや[CC Libraries]パネルのパネルメニュー等からもAdobe Stockのサイトにアクセスできます。
「写真」「イラスト」「ベクトル」の絞り込みをはじめ、検索結果が多い場合には、右上に表示されているアイコンをクリックすることで、さらに詳細な絞り込みが可能です(下図)。
※2015年10月現在、取り扱われている素材は「写真」「イラスト」「ベクトル」のみですが、近日中にビデオ素材も取り扱いが始まるとアナウンスされています。
使用してみたい素材が見つかった場合には、クリックすることで詳細を確認できます(下図)。
このままこの画像を購入して使用する場合は[ライセンスを購入して保存]をクリックしますが、とりあえず試してみたい場合には[プレビューを保存]をクリックし、別の画像を検索したい場合には[似た画像を検索]をクリックします。
ここでは、とりあえず試してみたいと思いますので[プレビューを保存]をクリックしますが、この場合、Creative Cloud Librariesのどの「ライブラリ」に保存するのか、あるいはデスクトップに保存するのかを指定できます(下図)。
Creative Cloud Librariesに保存すると、画像を購入した際に簡単な手順で高品質な画像に差し替えられる等のメリットがあるので、ここではCreative Cloud Librariesの「sample」に保存することにします。
すると、「画像が保存されました」というメッセージが表示され、指定したライブラリに画像が保存されます(下図)。
InDesignに切り替え、[CC Libraries]パネルで指定したライブラリを表示させると、この画像が「グラフィック」に追加されているのを確認できます(下図)。
[CC Libraries]パネルから画像をドラッグ&ドロップして、ドキュメントに配置します(下図)。
なお、購入していない画像には、図のようにウォーターマークが表示されます。
実際にこの画像を使用することになったら、画像を購入する必要があります。
[CC Libraries]パネルの目的の画像上で右クリックして[画像のライセンスを取得]を選択します(下図)。
すると、画像のライセンスをAdobe Stockで購入するかどうかを聞かれるので、[OK]ボタンをクリックします(下図)。
ブラウザでAdobe Stockのサイトが表示されるので、自分にとって最適なプランを選択して画像を購入します(下図)。
これにより、高品質な画像がダウンロードされ、自動的に画像が差し変わります。他のサービスのように、高品質な画像をダウンロード後に、手動で画像を差し替えるといった手間を減らすことができるわけです。
なお、Adobe StockのサービスはCreative Cloudメンバーシップに加入していなくても使用することのできるサービスです。
ただしその場合、Creative Cloudメンバーのような割引を受けることはできません。
※Creative Cloudのサービス等に関しては、Adobeのサイトも参照してください。
(追記 2015.12.17)
2015年11月アップデートにより、Adobe Stockにビデオ素材が追加されました(下図)。