第16回勉強会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。
セミナー(および懇親会)受講希望者の方は、「勉強会お申し込み」ボタンからお申し込みください。

■勉強会
日 時:2010年2月13日(土)午後2時~6時00分(1時30分より受付開始)
場 所:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)903
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
    名古屋駅より徒歩約2分
受講料:2,000円(希望者には領収書を発行できます)

●内容(予定)
Session 1:文字の組み方 ―組版/見てわかる新常識
○筆脈や文字のふところから探る文字の詰め具合
○和文横組みは英文横組みに妄信的に倣ってよいのか
 ハイフンとダーシ
 数字と単位の間隔
 漢字と数字の間隔
○マヌケ引用符を廃す
○書体によって字体は違って良い
○欧文フォント―4ラインと5ライン
○和文フォントと欧文フォントの設計の違い
○似て非なる欧文フォントは合わせて使わない
○欧文小文字は字間を空けない
○和文付属フォントで英文を組まない
○オブリークは使わない
○縦組み中で回転させたアルファベットの調整
○学参フォントは使用不可
○行長は文字サイズの整数倍に
○一律1歯詰めを廃す
○程よい行間
○行頭,行末のカギ括弧を考える
○読む距離によって違う最適な文字サイズ
○小見出しの大きさと位置
○カギ括弧の大きさを考える
○拡張新字体のクリーニング

スピーカー:大熊 肇 氏(おおくまはじめ 出版デザイナー)
1960年,埼玉県春日部市生まれ。8歳から書道教室に通う。22歳の頃,印刷文字(明朝体)に興味を持つ。1987年,専門学校桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科グラフィックデザインコース卒業。道吉デザイン研究室を経て独立。
1991年,独学でDTPをはじめる。有限会社トナン・代表。
著書に『文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで』(彩雲出版,2009)。共著に『組版/タイポグラフィの廻廊』(白順社,2007)。

●プチセッション
全員参加型の勉強会を実現すべく、4~5名の方に1人5分程度の自己紹介を兼ねたプチセッションをお願いしたいと思います。
日頃している仕事の紹介やぜひ紹介してみたい便利な機能、アプリケーションへの要望や不満な点など、なんでもけっこうです。良かったらしゃべってみませんか?
しゃべってもよいという方は、セミナー申込時に「プチセッション」で「しゃべってもよい」にチェックしてください。

Session 2:InDesignの「字形切り替え」と「禁則処理方式」を中心に
●InDesignの字形切り替え(旧字体/各種JIS/エキスパート/印刷標準字体などの違いと背景)を解説し、書籍組版において、私が実際に行っている方法をご紹介します。
●「禁則処理方式」の「調整量を優先」の有効性を他の方式との比較で実証し、それをさらに有効に機能させる「文字組みアキ量設定」について、私が実際に行っている方法をご紹介します。

スピーカー:大石 十三夫 氏(なんでやねんDTP)&宮地知氏(work station えむ