今回は、「その2 グリフレットの管理」について記述したいと思います。
作成したグリフレットは、1文字単位のファイルとなっています。そのため、数が増えると管理が大変になってしまいます。そこでSINGグリフレットマネージャを使用して、グリフレットの管理を行います(下図)。
左側にあるタブを切り替えることで「フォルダ単位」または「フォントの種類別」にグリフレットの表示が可能です(上図・下図)。また、目的のグリフレットを選択すれば、そのグリフレットのメタデータを表示できます。[詳細情報を表示]ボタンをクリックすれば、さらに詳しい情報も表示可能です。
作成したグリフレットは、「ファイル単位」または「フォルダ単位」で追加します。もちろん、追加したグリフレットの削除も可能です。なお、追加したグリフレットは(Macの場合)ライブラリ/Application Support/Adobe/SING/Glyphletsフォルダ内にコピーされ、InDesign CS2およびInCopy CS2で使用することが可能となります。
※グリフレットは上記場所にコピーされるので、コピー元のグリフレットは削除してもかまいません。
登録されているグリフレットを検索したい場合には、[検索]タブをクリックし、「親フォント」や「部首」「総画数」「ユニコード値」「CID値」から検索を行ないます。Study Room CS2 No.25で作成したグリフレットもちゃんと登録されているのが分かります(下図)。
また、[データ書き出し]ボタンをクリックすると、このグリフレットのメタデータを記述した「グリフレット情報.txt」が書き出されます(下図)。
なお、InDesign CS2またはInCopy CS2を起動している場合、SINGグリフレットマネージャでの変更内容は、[更新]ボタンをクリックするか、InDesign CS2またはInCopy CS2を再起動しないと反映されないので注意して下さい。