PhotoshopやIllustratorでは既に登載されていますが、2025年度版のInDesignにも、コンテキストタスクバーが登載されました。コンテキストタスクバーは、選択しているオブジェクトによって動的に変化するので、うまく使用すれば効率良く作業ができます。
選択ツールを選択して、オブジェクトを何も選択していない時は、下図のようなコンテキストタスクバーが表示されます。バーは位置を固定したり、非表示にすることもできます。なお、非表示にしたコンテキストタスクバーを再表示する際は、[ウィンドウ]メニュー→[コンテキストタスクバー]をオンにします。
選択ツールでテキストフレームを選択している際には、下図のようなコンテキストタスクバーが表示されます。このバーから、フォントやフォントサイズ、フレームの[塗り]の設定、段落揃え〈左/上揃え・中央揃え・右/下揃え・均等配置(最終行左/上揃え)〉、[プロパティ]パネルの表示、[テキストフレーム設定]ダイアログの表示等が実行できます。
なお、文字ツールでテキストを選択している際には、フレームの[塗り]ではなく、文字の[塗り]を変更できます。
グラフィックフレームを選択している際には、下図のようなコンテキストタスクバーが表示されます。このバーから、画像を読み込んだり、[テキストから画像生成]のAI機能を利用することができます。