InDesign 19.3からユーザー設定の書き出しや読み込みが可能となりました。ユーザー設定を書き出すには、[ファイル]メニューから[ユーザー設定]→[ユーザー設定を書き出し]を実行します(下図)。
[設定を書き出し]ダイアログが表示されるので、[名前]と[保存場所]を指定して[保存]します(下図)。なお、[名前]はタイムスタンプを含む名前が自動的に表示されますが、好きな[名前]に変更してもかまいません。
また、設定を読み込む際には、[ファイル]メニューから[ユーザー設定]→[ユーザー設定を読み込み]を実行します(下図)。
[設定を読み込み]ダイアログが表示されるので、目的のファイルを指定します(下図)。
[開く]ボタンをクリックすると、下図のようなアラートが表示されるので、[今すぐ再起動]を実行すればInDesignが再起動され設定が反映されます。
なお、現時点では環境設定の[高度なテキスト]カテゴリーにある[テキスト/テキストフレーム選択で適用可能な異体字属性を表示]の設定反映に不備があるそうで、この項目をOFFにした状態で(デフォルトではON)書き出したものを読み込んでも、ONのままでOFFにならないとのことなので注意が必要です。
https://twitter.com/monokano/status/1777150845655945457
(2024.4.15追記)
なお、書きだし時には以下の項目がデフォルトに設定されるそうです。
- インターフェイス/ライブスクリーン描画
- UIの拡大・縮小
- テキスト/フォントメニュー内のフォントプレビューを有効にする/最近使用したフォントの表示数
- テキスト/「さらに検索」で日本語フォントのプレビューを有効にする
- テキスト/最近使用したフォントをアルファベット順に並べ替え
- テキスト/マウスポインターを合わせたときにフォントをプレビュー
- 高度なテキスト/コンテキスト機能からのテキスト制御/テキスト/テキストフレーム選択で適用可能な異体字属性を表示
- クリップボードの処理/スタイルを自動設定オプションを表示
- クリップボードの処理/ペーストオプションを表示