No.82
スミのオーバープリント

(2003.8.26)

 
K=100のオブジェクトをオーバープリントさせる場合、[環境設定]→[一般]の「黒のオーバープリント」にチェックを入れることで、[プリント属性]のオーバープリントにチェックを入れなくても、全てのK=100のオブジェクトをオーバープリントさせることが可能です。

ただし、注意していただきたいのが、スウォッチパレットで[黒]を設定したものと、カラーパレットでK=100を設定したものとでは、動作が異なる点です。

上図は、左がスウォッチパレットで[黒]を設定したもの。右がカラーパレットでK=100を設定したものです。これをPDFに書き出し、Acrobat 6.0で開いて分版プレビューでシアン版を表示させたものが下図です。

スウォッチパレットで[黒]を設定したものは、ちゃんとオーバープリントになっていますが、カラーパレットでK=100を設定したものはヌキになっているのがわかります。つまり、[環境設定]→[一般]の「黒のオーバープリント」にチェックを入れていても、スウォッチパレットで[黒]を適用しないと、オーバープリントにならないので、注意が必要です。
なお、[ウィンドウ]→[プリント属性]でそれぞれの項目にチェックをいれることでもオーバープリントは可能です(下図)。

○読み込みオプションを表示
ここにチェックを入れることで、読み込むファイル形式用のオプションダイアログが表示されます。

○フォーマットの保持
ここにチェックを入れた場合、Wordやリッチテキストなど、属性を持ったテキストを、元のフォーマットを活かして配置することができます。チェックを外した場合には、元のフォーマットは無視されます。ただし、「文字グリッドの適用」にもチェックを入れた状態でフレームグリッドにテキストを配置すると、そのフレームグリッドの設定で配置されます。

○文字グリッドの適用
ここにチェックを入れると、テキストを配置するフレームグリッドの設定でテキストが配置されます。ただしプレーンテキストフレームに配置する場合には、フレームグリッドの設定は適用されません。
なお、配置コマンド実行後にフレームを作成する場合には、フレームグリッドとして配置されます。この場合、縦組みか横組みかはストーリーパレットの設定に依存します。チェックを入れない場合は、プレーンテキストフレームとして配置されます。

○引用符の変換
チェックを入れると、まっすぐな引用符(" ")とアポストロフィ(')が活字タイプの引用符(“ ”)とアポストロフィ(‘ ’)に変換される。ただし、引用符もアプストロフィも行頭とスペースの後にあるものは「“」に変換され、その他の時は「”」に変換されます。意図しない形で変換されないためにも、チェックははずしておいたほうがいいでしょう。なお[言語]が[日本語]になっている状態で作成したフレームに配置する場合、または、テキスト配置アイコンから[言語]が[日本語]になっている状態で配置した場合は、変換されないので注意しましょう(1.0の時は[言語]が[日本語]でも変換されました)。

○選択アイテムの置換
ここのチェックを外すと、フレームを選択した状態で[配置]を行っても、そのままフレームには配置されず、マウスポインタがテキスト配置アイコンに変化します。つまりフレームを選択しないで「配置」を行った時と同じ状態になります。通常はチェックを入れておいた方がいいでしょう。