| No.64 グリッド揃え (2003.2.24) |
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| フレームグリッドを使用して文字組みを行う場合、[フレームグリッド設定]で設定した級数より大きなサイズを指定すると、下図のように見出し部分が2行取りになります。これは[グリッド揃え]が「中央」になっているからです(図は12Q・20Hのフレームグリッドで、見出し部分のみ16Qに設定し、行送りは「自動」にしてあります)。
※サンプルでは「行送り」を「自動」にしていますが、「自動」の場合、行送りは[ジャスティフィケーション]の「自動行送り」の値が参照されるということを覚えておいて下さい(下図)。
つまり見出しの行送りは、「25Q×80%=20」となり、(このフレームグリッドの行送りは20Hなので)25Qまでは1行になるわけです。 上と下の「行送り」の値を見て下さい。下図では、行送りが(20.08H)となるため、20Hのフレームグリッドに収まらず、2行取りになるというわけです。
では、どういった場合にこのような現象が起こるのかを説明する前に、まず以下の「行取りとフレームグリッド」についてをご覧下さい。 (行取りとフレームグリッド) 「行取り」という機能は、[グリッド揃え]の機能によって実現しています。従来のDTPソフトでは、「ベースライングリッド」によって各行の上下の配置位置が決められていますが、InDesignのフレームグリッドは、従来のDTPソフトが持つ「ベースライングリッド」とは違います。 基準点は「線」ではなく「面」なので、一次元ではなく二次元で扱うことができるわけです。グリッド自体がメトリクスを持っており、欧文ベースライン以外にも、仮想ボディの上、下、中央などの情報もフレームグリッドが持っています。ですから、[グリッド揃え]を「中央」に設定すると、行の仮想ボディの中央がフレームグリッドの「中央基準点」に揃います。 ※中央基準点:升目の中央および行間の中央(中央基準点は行間の中央にもあります)
では、どういった場合に[グリッド揃え]が「中央」で、下図のように見出しの次の行が1行上に配置されるのでしょうか。まず、InDesignは「ワードプロセッシング」だということを思い出して下さい(詳細はStudy Room 1.0J No.41参照)。図の場合だと「A」の値が参照されるということです。 この時、見出しの「行送り」は[ジャスティフィケーション]の「自動行送り」が「70%」ですから、 20Q×70%=14H(3.5mm)ということになります。 また、見出しは2行取りの中央に位置しており、行間は2mmですので、「A」の値は、 2mm+(5−2)/2mm=3.5mmとなり、「行送り」の14H(3.5mm)と同じになります。 では、見出しの級数を20.1Qにするとどうでしょう。実際に試してみるとわかりますが、 「行送り」は、20.1Q×70%=14.07H(3.5175mm) 「A」は、2mm+(5.025−2)/2mm=3.5125mmとなり 「行送り」は「A」の値より大きくなってしまうため、「かきくけこ」の行は次の行の「中央基準点」に揃うことになり、1行下に移動するのです。
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