| No.52 インライングラフィックスその1 (2001.9.14) |
||
InDesignのインライングラフィックスは、かなり使い勝手が良くなっています。操作方法はQuarkXPressと同じですが、InDesignでは文字や図形・写真以外にも線やグループ化されたもの、複合パスのオブジェクトなどもインラインフレームとして使用することができます。言い変えるとほとんどのものがインラインフレームとして使用できるということです。また、インラインフレームの中にインラインフレームを作ることもできるので、色々な使い方ができます。
また挿入したインラインフレームは文字として扱うことができるので、ベースラインの移動やカーニング、回転、変形、サイズの変更などもすることができます。 今回はまずテキストフレームでのインラインフレームの動きを検証してみたいと思います。比較的良く使用すると思われる、図形と線と文字のインラインフレームで試してみました。 まず下図をご覧下さい。本文20Q/28H、A-CID新ゴRで[グリッド揃え]は[なし]、[文字揃え]は[仮想ボディの中央]を使用しています。
まず「1」のケースを見てみましょう。「1」を見るとわかるように[文字揃え]で[仮想ボディの中央]を使用していても、配置したインラインフレームはセンターには揃っていません。(試しに[文字揃え]を[仮想ボディの中央]以外の全てで試しましたが、どれを選択しても同じ結果になりました。)これは私の推測ですが、どうやら本文のベースラインにインラインフレームの下が揃っているようなのです。これを中心にくるようにしてみましょう。
このように[変形]パレットを利用すれば、正確にセンターに揃えることができます。 次に「2」と「3」のケースを見てみましょう。インラインフレームを配置した行のみ、文字がずれています。[文字揃え]を[仮想ボディの中央]以外にするとわかるのですが、配置したインラインフレームの位置はどの[文字揃え]でもまったく変わりません。つまり同一行に大きさの異なる文字やグラフィックがあると、大きいものに合わせて行送りが適用され、小さいものは選んだ[文字揃え]によって揃い方が変わってくるのです。 以下に他の[文字揃え]でのケースを紹介しますので、ご覧下さい。上から[欧文ベースライン][仮想ボディの上/右][仮想ボディの下/左][平均字面の上/右][平均字面の下/左]の順で並んでいます。
仮に(仮想ボディの上からベースラインまでの間隔)をAとした場合、 Aより小さいインラインフレームを配置した場合、インラインフレームは文字のベースラインに揃いますが、インラインフレームがAと同じ大きさになった段階でインラインフレームの上は仮想ボディの上に固定され、大きくなるに従って下に延びていきます。ですからAより大きいインラインフレームを使用する場合は、[文字揃え]を[仮想ボディの上/右]又は[平均字面の上/右]にしないと、同一行にある文字列が下にずれてしまいます。一部の行でのみ行送りがずれてしまっては困りますから、Aより大きいインラインフレームを使用する場合は[文字揃え]で[仮想ボディの上/右]又は[平均字面の上/右]を使用するようにして、ベースラインシフトでインラインフレームの位置を調整して下さい。(※但し、インラインフレームを本文と別の独立した段落として使用する場合は特に問題ないと思われます。例えば、別フレームで見出しを作り、それをインラインフレームとして配置する場合など) あと、同じ行の中に異なる大きさのインラインフレームがある場合は、小さいインラインフレームの下が、大きいインラインフレームの下に揃いますので注意して下さいね(下図)。
皆さんの所ではどうだったでしょうか。よろしければお知らせ下さい。
ただ縦組みの場合は注意しなければならない事があります。下図をご覧下さい。
ではどうすればいいのでしょう。下図をご覧下さい。
|
||