第18回勉強会

第18回勉強会終了報告

今回のDTPの勉強部屋は、印刷をテーマに開催しました。Session 1ではグラフィック社で『デザインのひきだし』の編集長をされている津田淳子さんが用紙・印刷・加工に関するお話しをされました。Session 2では、印刷機長や工程管理の仕事をされていた村上良日さんと株式会社ケーエスアイで製版・出力業務に携わる坂口礼治さんのお二人が、データ入稿後の印刷所での工程を紹介されました。今回は講義時間の都合でプチセッションは行えませんでしたが、講義終了後の交流会、その後の懇親会にも多数の方にご参加いただくことができました。


Session 1:今こそ! 印刷・加工をもっともっと使いこなす。
スピーカー:津田淳子氏(株式会社グラフィック社、『デザインのひきだし』編集長)

デザイナーに向けて用紙・印刷・加工の技法を紹介してきた雑誌、『デザインの引き出し』の編集長である津田淳子さんが、実物や動画も交えて特殊印刷の素晴らしさを語られました。素材と技法の紹介から、特殊印刷に対する考え方、現場の口説き方やお客へのプレゼンといった採用までの道のりまで、紙媒体に関するさまざまなアイデアが体系的に紹介されました。

これまでに刊行された10冊の『デザインのひきだし』の内容をもとに進められ、その中での「紙・印刷・加工Best 8」など、さまざまな素材と技法を幅広くご紹介されました。例えば参加者全員に配られた、デザインのひきだし10号の付録である「スパイノート」だけでも、水に溶ける紙、コインでかける紙、水の中でも書ける紙、タトゥーシール、裏から透けないトランプ用の紙が付け合わされており、講義全体を通して紙媒体の可能性の高さを明らかにされました。

創刊から3年間編集長を務める中での感想として、「ファンシーペーパーや特殊な印刷を紹介されても、自分の仕事では使える機会がない」という声があることを紹介され、その対応として「求められた仕様の他に、常にもう一案出し続けることが幅を広げる」と提案されました。また、「媒体の特性を伝えていかなくては、紙媒体は衰退してしまう」として、コストが厳しい中でも特殊印刷を提案し続けることの意義を説かれました。


Session 2:出力・印刷の現場―データを受け取った現場で起こっていること―
スピーカー:村上良日氏、坂口礼治氏(株式会社ケーエスアイ

3月の「大阪DTPの勉強部屋」で好評を博したお二人の講義が名古屋でも実現しました。4回目となる今回の講義はとてもテンポ良く、管理という堅い業務内容やトラブルの紹介をユーモアも交えてプレゼンテーションされました。

内容としては先ずお二人の業務を印刷工程の順に紹介され、出力業務からは、工程のおさらい、出力業務で大変なこと、印刷できる条件、出力業務での作業等が紹介されました。工程管理からは、工程間のコミュニケーションやそれを調整する上での問題、スケジュール管理、用紙・版・インキの仕入れの実際等が紹介されました。

続いて、よくあるデータトラブルとその対処方法を紹介されました。それに関連して、印刷所ごとに違う仕様である「完全データ」という言葉が独り歩きしている問題を指摘し、それに代わる言葉として「完全入稿」という表現が示されました。

まとめとして、「訂正は制作側に戻す清く正しいPDFフローを」「生産管理を担う人を味方に付けよう」「情報を持っている人にはまわりに伝える責任がある。大変だけれども」「コンプライアンスの遵守をしよう」ということが提言されました。

なお、当日使用したスライドを提供していただきました。以下のURLからダウンロードしてください。
http://study-room.info/id/file/018Nagoya_session2.pdf

レポート:的場仁利


セミナーおよび交流会の様子


第18回懇親会会場

第18回勉強会後の懇親会会場が決定しましたのでお知らせいたします。

場所:伍味酉(ごみとり)名古屋駅前店
   JR名古屋駅直接連絡ユニモール10番出口から徒歩2分
時間:午後7時40分~
料金:4,000円
http://gourmet.walkerplus.com/151156374008/


第18回勉強会のお知らせ

第18回勉強会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。今回は『印刷』をテーマに勉強会を開催します。セミナー(および懇親会)参加希望者の方は、「勉強会お申し込み」ボタンからお申し込みください。

なお、セミナー終了後にその場で交流会を開催させていただきます。日頃、同業他社の方と話をする機会が少ない方も、ぜひ交流を図って情報交換等をしていただければと思います。なお、前回の交流会では簡単なお食事とビール等をご用意させていただきましたが、料理が余ってもったいないという意見が多かったため、今回はソフトドリンクとスナック菓子のみをご用意する予定です。もし良ければ、当日、お菓子等を提供していただけると助かります。受講料は以前と同じ2,000円とさせていただきます。

また、今回の勉強会では、メインセッションの時間の関係から、プチセッションはなしとさせていただきますのでよろしくお願いいたします(次回からはプチセッションも開催予定です)。

■勉強会
日 時:2010年8月28日(土)14時00分~19時30分
    【セミナーは14時~18時、交流会は18時~19時30分を予定しています】
    (13時30分より受付開始)
会 場:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)1203号室
    〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-38
    名古屋駅より徒歩約2分
定 員:100名
受講料:2,000円(希望者には領収書を発行できます)

■内容(予定)
Session 1:今こそ! 印刷・加工をもっともっと使いこなす。
出版業界はもとより、商印業界でも、不況の声を聞かない日は無い、というような状況です。でも、そんなときだからこそ、印刷物ならでは、紙ならではのものをつくっていかないと、その不況の声はこれからもどんどん大きくなるばかりです。そんな魅力ある印刷物、紙媒体をつくっていくためには、魅力あるグラフィックをデザインすることも重要ですが、それをどんな手法で印刷物に落とし込むかに、とことんこだわることも大変重要です。
こんな印刷/加工は、どのくらいのコストで、どこにお願いすればできるのか。また効果的に使うにはどうすればいいのか、使うときの注意点は? などなど、プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌『デザインのひきだし』でご紹介してきた、さまざまな印刷・紙・加工を、実物をお見せしながらご紹介します。
 スピーカー:津田 淳子 氏(株式会社グラフィック社 『デザインのひきだし』編集長)

Session 2:出力・印刷の現場 ─データを受け取った現場で起こっていること─
・時間を読める工程とそうでない工程
・工程を組むために必要な情報とは
・本当によくあるデータ内容
・本当にPDFでよかったのか
 スピーカー:村上 良日(やも)氏&坂口 礼治 氏(株式会社ケーエスアイ

■タイムテーブル(予定です)
14:00~14:05 ごあいさつ
14:05~15:05 Session 1 今こそ! 印刷・加工をもっともっと使いこなす。
15:05~15:20 休憩
15:20~17:50 Session 2 出力・印刷の現場 ─データを受け取った現場で起こっていること─
17:50~18:00 ごあいさつ
18:00~19:30 交流会

■懇親会(交流会の後、席を変えての飲み会となりますので、希望者のみ申し込んでください)
時間:19時30分頃~
場所はセミナー会場近くの居酒屋を予定しています。料金は実費です。
詳細が決まりましたら、後程お知らせいたします。

■お願い
※勉強会が近づきましたら、参加者には受講票をメールさせていただきます。
 セミナー当日はプリントして受付にご提示ください。
※当日はネームタッグをご用意いたしますので、名刺を1枚お持ちください。
※USTREAMでの中継や動画撮影は禁止とさせていただいております。
※キータイプの音が気になる方もいらっしゃいます。
 セミナー会場でパソコンを使用する際には、回りの迷惑にならない範囲でご使用ください。

※セミナーは先着順にて受付し、定員に達し次第受付を締め切ります。
※重複してお申し込みはできません。
※部屋の温度調整は行いますが、座る場所によっては寒いといったケースがあるかもしれません。ひざ掛けやカーディガン等をお持ちいただくと良いかもしれません。
※申し込みのキャンセルや申し込み内容の変更、ご質問等がありましたら、「お問い合わせ」ボタンからご連絡下さい(その際には登録番号をお知らせください)。