『InDesignエッセンシャルハンドブック』における
春日出版との
トラブル

 

2009年6月25日に株式会社春日出版より発刊いたしました『InDesignエッセンシャルハンドブック』の件で、春日出版とトラブルになっており、その内容をぜひ皆さんにも知っていただきたく、ここに事の概要を公開させていただきます。

2009年1月に、当時、株式会社春日出版 第二編集部編集長の菅原正晴氏より依頼を受け、InDesignの書籍を執筆することとなりました(菅原氏は以前DTPWORLD編集部に在籍しており、その頃は直接仕事をしたことはありませんでしたが、お名前は存じておりました)。

無事、書籍もできあがり、2009年6月25日に出版されたわけですが、本来の支払日である2009年9月末日になっても著作権使用料が振り込まれておりませんでした。そこで、10月1日に菅原氏に電話をしたところ、「経理の手続上の問題で支払いが遅れてしまった。11月9日に振り込みます。」との回答をいただきました。

ところが、それから1週間もたたない10月上旬に株式会社春日出版と株式会社HK INTERNATIONAL VISIONからそれぞれ以下のような文書が郵送されてきました。
 株式会社春日出版からの文書
 株式会社HK INTERNATIONAL VISIONからの文書

突然このような内容の文書が郵送されてきたので、どういったことなのか確認するために、すぐに菅原氏に連絡をとろうとしました。ところが、何度、携帯電話に電話しても出ず、何度メールしてもいっさい返事はありませんでした。

そこで、菅原氏のことを知っているDTPWORLDの元関係者数人に連絡をしてみたところ、私と同様に被害にあっている方が大勢いることが判明しました。同様の被害にあっている著者やデザイナー、カメラマン等の方達と連絡をとったところ、皆さんギャランティが支払われておらず、同様の文書が郵送されてきたことが確認できました。

その後、2009年10月29日付けで、株式会社HK INTERNATIONAL VISIONから以下のような文書が郵送されてきました。
 株式会社HK INTERNATIONAL VISIONからの文書2
 株式会社HK INTERNATIONAL VISIONからの文書3

この文書は、総額を分割しての支払いや2次使用に関する同意書ですが、あまりにもあいまいな内容のため、数度、内容に関する問い合わせをしたのですが、返事はまったくない状態です。

そもそも株式会社春日出版と株式会社HK INTERNATIONAL VISIONは、同じビル内に本社を構え、ここにあるように、株式会社春日出版の代表取締役会長が株式会社HK INTERNATIONAL VISIONの代表取締役でもあるため、実体は一緒と言えるようです。
※ネットで「春日出版」を検索していただけば、どのような会社かが見えてきます。もちろん、ネット上の話すべてを信じるわけではありませんが、、、

今回、弁護士の方のアドバイスに従って、1週間という支払期限を設けて、株式会社春日出版と株式会社HK INTERNATIONAL VISIONに、こちらの意思を内容証明で伝えてあります。 内容証明では、出版契約の解除や訴訟、文書のインターネットでの公開等に関する意思を伝えましたが、先方からの連絡はまったくありませんでした。

今回、このような形で先方からの文書を公開したのは、今後、少しでも被害にあう方を減らすことと、同様の被害にあった方と連絡を取りたいためです。非常に個人的な話でお恥ずかしいかぎりですが、何か有効な策をご存知の方は までお知らせいただけると幸いです。

 

2009年12月1日          
有限会社ザッツ 代表取締役 森 裕司

 

(追記 2010.5.3)

今回、春日出版の件をWeb上に公開したことで、同様の被害にあわれた多くの方からご連絡をいただきました。東京の方だけでなく、北海道や韓国の印刷会社の方からもご連絡をいただき、トータルするとものすごい被害額になっているようです。
なお、出版ネッツにおいて、春日出版の不払い事件に関する情報が掲載されています。お困りの方は、一度ご連絡してみてはいかがでしょうか。
http://www.jca.apc.org/NETS/2010Trouble.htm

なお、春日出版の役員であった今野郁男氏、立川貴代氏、相田ひさと氏は、現在「株式会社HK INVESTMENT」という会社の役員に名を連ねています。